2017.10.28 Saturday
芸術の秋
JUGEMテーマ:音楽
JUGEMテーマ:音楽
祖母
私に、歌うことの楽しさを教えてくれたのは、祖母でした。両親が共働きだったため、幼い私の遊び相手は祖母でした。彼女が歌っていた曲は、もちろんクラシックではなく、誰もが知っているような童謡や唱歌、そして演歌です。残念ながらもう彼女の歌声を聴くことはできなくなってしまいましたが、最近になって、「ばーちゃんの歌は、喋りよるみたいやったなー。」と、ふと思うことがありました。私が、こんな風に歌いたいと常に思いながら、なかなかできないことです。晩年、歳のせいで高い声が出にくくなった、などと言いながら歌っていましたが、私には彼女の歌は完璧に聞こえました。心がありました。彼女の歌は自由でした。
彼女は私の最初の師であり、そして、私はこれからも、祖母のように喋る歌を目指して、試行錯誤するのだと思います。
長崎県オペラ協会
木本真唯子
お空のお話
「お空、買って」
ある時、書家の金沢翔子さんがお母さんに頼んだそうです。
「どこで買えるの?」
母 泰子さんが不思議がると、ダウン症の彼女は
母の手を引いて町に出ました。
「空あり。100円」
彼女は、駐車場の空きを青い空と考えたのでした。
つい先日、新聞で読んだお話です。
NHK大河ドラマ「平 清盛」の題字などで知られる金沢翔子さん。
母 泰子さんは、娘 翔子さんのことを本に書いています。
「翔子にはできないということはないのです。
今していることがやりたかったこと、今、手に入っているものが欲しかったものなのです。不満や不安、嘆きがないのです。」
とても私の心に響きました。
長崎県オペラ協会
山浦直子
今日は4月4日です。中々桜が咲きませんね。例年であればとっくに満開を迎えて、私をウキウキさせてくれる勤務先の鎮西学院の美しい桜たちも、まるで新入生たちの入学式(8日)を待つかのように、未だに三分咲き程度です。テレビでも毎日のように桜の話題が取り上げられ、日本中が桜の開花をいまかいまかと待ち望んでいますね。かく言う私もその一人なのですが…(笑)
若い頃には感じきれなかった桜の花の侘びさびが、年齢と共に少しずつですが分かってきたような気がします。桜の花の可憐さ、美しさ、儚さ、そして潔さ、まさしく日本人の生き方を表していると思います。歳を取れば取るほど、美しくて、優しくて、それでいて凛としたこの国に生まれて良かったと、桜の花を見るたびに心から実感します。
私事で恐縮ですが、娘が宮崎に嫁ぎました。きっと宮崎でも、長崎と同じ様に美しく桜が咲くことでしょう。私たちの子供だけでなく、孫、さらにその次の世代もその次の次の世代もずっとずっと、私たちが今見て感じているのと同じ様に、毎年咲く桜を美しいと思える、そんな平和な日本国であり、そんな温かい心を持つ日本人であってほしいな〜と願う今日この頃です。
長崎県オペラ協会 川崎 恵
「いよいよ開演です♪」
先日 保育園の「おひなまつり」にお呼ばれして可愛い春を楽しんできました。
お庭のお花はもちろん可愛く、なんと言っても子供達がとても可愛い!
その子供達の和太鼓演奏があり、キラキラした瞳と全身を使った力強い太鼓はとても感動しました。
私も歌わせて頂きましたが、その時も子供達はキラキラした瞳で、身を乗り出して聴いてくれる姿にまた感動でした(^-^)
さて、明後日の12日(日)には私達のオペラ協会定期演奏会があります。
各々の演目の歌、役作りを半年かけてお稽古してきました。
オペラがお好きな方、そうでもない方……にも、きっと楽しんで頂けると思います!
私も子供達に負けないくらいのキラキラで頑張ります♪
皆様、春の一時を音楽で過ごしてみませんか?
いよいよ開演いたします!
長崎県オペラ協会
高原佐喜子