長崎県音楽連盟

WEB版ろんど。長崎の音楽情報をどうぞ
<< December 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 「いよいよ開演です♪」 | main | 春の匂い >>

涙をこえて

涙をこえて

 

3月12日(日)

お陰様で、長崎県オペラ協会第38回定期演奏会

「イタリアオペラの原点vol.3」が終わりました。

たくさんのお客様に御来場いただき、その上、温かい拍手まで送ってくださいましたこと、

心より、感謝し、御礼申し上げます。

私たちの活動は、聴きに来て下さるお客様あってのものです。

少しでもたくさんの方々にオペラの世界を知っていただき、

音楽を生涯にわたって愛してくださる方が増えること、

そのことが一番の喜びとなります。

 

さて、今回の演目、

初めてオペラを見に来てくれた同僚がこう言いました。

「『オペラ』って悲しい物語ばかりですか?」

「いえいえ、決してそうではありませんが、確かに悲劇が多いですね」

プッチーニのオペラ全てが悲劇ではありませんが、

今回のオペラは、必ず主役または主役級の方がお亡くなりになられています(^_^;)

 

私たちも練習中にこれらの悲しいストーリーに何度涙したことか・・・。

私は蝶々夫人のスズキをやらせていただきましたが、

もう最初っからずっと泣きっぱなしです。

 

こんな事がありました。

修道女アンジェリカの最後の方のシーンで、

マエストロが動きを付けて下さっていました。

「この間奏は、一緒に過ごすことができなかった子どもが

天国から降りてきてアンジェリカと共に遊んでいるんだ」

合唱の一員として後ろに並んで見ていた私は

そのマエストロの言葉にグッと来て思わず涙してしまいました。

「いやいや、ここは泣いてはいけない」と一生懸命我慢しながら、

横にいる協会員をみたら、みんなも泣いていました。

そのことが何だかおかしいやら嬉しいやらでした。

 

このように何度も何度も役になりきりながら泣いて、また泣いて、

その涙を乗りこえて、ようやく私たちは今回の舞台に立っていました。

聴きに来て下さったお客様の心に、どれだけ響く演奏ができたかわかりませんが、

少しでも私たちのそのような思いが伝わっていれば幸いです。

 

長崎県オペラ協会

山口 明美

連盟公式ブログ | permalink | comments(0) | -

この記事に対するコメント

コメントする









SELECTED ENTRIES
ARCHIVES
PROFILE